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Haunted house?

うおぉ危なし!出来ました!ヴェスペリアSSです!

以下注意!

・「ヴェスペリアさんち」ではありません。
・少し(かなり?)物語の進行上のシステムをいじっちゃってます。スミマセン(汗
・リクエスト作品です。
・一応ユリリタの・・・はず。

【追記】
誤字とか修正しました

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リタ・モルディオは怒っていた。
そもそもこんな船、放っておけばよかったのだ、と。


「おいリタ、んなとこに突っ立ってないで行くぞ?」
「ワフッ」
「ぅ・・・わかってるわよっ」


リタ・モルディオは後悔していた。
なんでついて行ってしまったのだろう、と。


(何もない、何もない。ここには何もいないっ!)


あたしは置いていかれないよう(アイツはそんなことしないのは分かっているが)歩を進めた。





―――事の発端は数十分前。あたしたちは船を手に入れて順調にノードポリカに行くはずだった。
ところが、霧が濃くなって来たと思ったその矢先にこの船、アーセルム号に接触。あたしたちの船、フィエルティア号が動かなくなるという原因不明の現象が起きた。
さらに人気のない船から繋ぎの橋が掛けられたため、自船のメンテも兼ねてアーセルム号の調査に入ることになった。
ここまではいい。大体の人はこうするだろう。けどそこからが問題だった。


「じゃあ俺とラピードで調べてくるわ。お前らはお留守番な?」
「はぁ!?」


ユーリが一人(+一匹)で行くといってきたのだ。エステルは少し反対気味だったのだが、他の奴らはユーリなら大丈夫だろうと許可してしまった。
クオイの森やガスファロストならさほど危険でもよかったかもしれない、だが場所が違いすぎる。・・・認めたくないが、この船には科学で証明できないことが多すぎるのだ。
だからあたしは魔導士として科学で証明するため、・・・ユーリが心配なため、


「ブ、魔導器も動かないから、あたしも行くわっ!」


・・・参加表明をしていた。





(大丈夫、何もいない。そう、いない。いないのよ・・・!)


無人船に入って数分、ユーリの後ろを歩いているあたしは自己暗示に入り浸っていた。
すると、ユーリが歩きながら何食わぬ顔で言ってきた。


「しっかし、いい感じに雰囲気醸し出してんな。こりゃなんか出てもおかしくはねぇか」
「ばっ、馬鹿なこと言ってないで行くわよ!」


・・・しまった、思わず声が上ずってしまった。


「ん?・・・リタ、お前・・・」
「ち、違うわよ?怖がってるわけじゃないからね!?」
「・・・まだ何も言ってないんだが」
「う"・・・」
「ったく・・・こーゆーの駄目みたいなのに、なんでわざわざついて来たんだ?」
「それはっ・・・」


ユーリがこっちを向いて問いかけてくる。


(あぁもうっ、なんでこいつはさっきまで鋭かったのに、こうゆう時に限って察してくれないのよっ)


と思ったそのとき、


「ほれ」


ユーリが手を出してきた。


「・・・何よこれ?」
「何って、手、繋いだ方が怖くないだろ?」
「よ、余計なお世話よっ。さっき怖がってるわけじゃないって言ったでしょ!」
「あ、リタの後ろに白い影がー」
「うにゃぁっ!!」
「――あったと思ったけど違ったわ。・・・手じゃなくて腕がいいか?」
「――っ!」


怖さのあまりユーリの腕にしがみついてしまっていた。・・・ハメられたっ!
けれど一回そう考えてしまったので自己暗示が薄れてしまった。


「・・・わ、わかったわ、認めるわよ!怖いから掴んでるわよ!」
「りょーかい、じゃ、行くぞ」


なし崩しにユーリの腕にしがみついて歩くことになった。
不思議とユーリにしがみついていると、どんどん気持ちが落ち着いていくのがわかる。


(こいつの腕、悔しいけど凄く安心する・・・)


少なからず好いている奴にしがみついているわけだから、安心する反面、心音が二割り増しにビートを奏でる。
だけど、たったこれだけで安心しきってしまう自分がおかしくも嬉しく思えた。


(鼓動、聞こえてないわよね・・・?)


恐怖か緊張か。どちらの意味か自分でも分からない状態で歩いているとユーリが「さっきの問いなんだが」と口を開いた。


「・・・さっきのあれ、まぁ、分かることは分かるんだが・・・ッ!!」
「えっ、それっtふにゃっ!?」


一瞬何が起きたか分からなかったが、一瞬で理解できた。
ユーリが、あたしを抱き寄せてきたのだ。


「ばっ、なっ、あ、アンタ何して」
「ラピード!!」
「ガウッ!」
「え?」


何かを切り裂いた音がし、振り向くと、数十分前に海上で倒した鮫もどきが転がっていた。


「よくやった、ラピード」
「ワウッ!」
「・・・魔物?」
「みたいだな。こいつ、前に倒した奴か」


そう言ったユーリがさらっと口にした。


「・・・こりゃデートしてる場合じゃないか」
「デッ!?あっ、アンタ、何言って」
「リタ、ラピード、さっさと帰るぞっ」
「ワフッ」
「え、ちょ、にゃっ」


そう言うとユーリはあたしを脇に抱えて逆走し始めた。思わずユーリの腰にしがみつく。って腰細っ!というかこの格好、とても情けないっ!


「ちょっと、降ろしなさいよ!一人で走れるってば!」
「怖くて腕にしがみついてる天才魔導士さんは急には走れないだろうと思ってな。この方が早いだろっ?」
「なっ!アンタが振って来たんでしょーがぁっ!」





「っと、外に出れたな」
「バウッ」


ユーリがトスッとあたしをしがみつかせたまま地面に降ろした。


「うし、もう怖くねぇだろ」
「あ、アンタねぇ・・・!」


しがみついている腰から腕をはずし、睨みつける。抵抗といったらこれくらいしか出来なかった。
あたしを抱えてあれだけ走ったのに汗ひとつかいてない。どれだけ体力あんのよ・・・!?


「はは、悪かったって。んじゃ、あいつらに合流しようぜ」
「あっ、ちょっと!」
「?」


一人で行こうとするユーリを引き止める。・・・これくらいは言っておかなければ。


「えと、さっきはかばってくれて、あ、ありがと」
「なっ!?」
「な、何よ!?あたしがお礼言っちゃいけないの!?」
「あーいや、なんでもねぇよ。礼ならラピードに言ってやれ」
「そ、そう。助かったわ、犬っころ」
「ワンッ!」


犬っころが返事をする。あたかも話をしているみたいだ。


「あぁ、リタ。俺からもひとつ」
「な、なによ?」
「心配してくれてありがとな」
「―――!」
「~ほら、行くぞっ」


そう言って済ました顔で歩くユーリの耳はほんのり紅くなっていて。
そんなはじめてのユーリを見たあたしは、やけに嬉しくなってユーリの腕にしがみついた。


「っリタ?」
「フン、いい物を見せてもらったお礼よ。ほら、さっさと合流するわよ?」
「・・・はいはい、わかったよ天才魔導士さん」


そう言いながらもやはり少し照れているようなユーリを見て、あたしはちょっと勝ち誇った気分でフィエルティア号に戻ったのであった。


・・・結局、腕を組んでいる状態でメンバーと合流し、調査という調査はほとんど行えなかったので、みんなにデートしていたと言われ、あたしが真っ赤になるのはこの後すぐのことである。




Haunted house?
おーい、戻ったぞー
お帰りなさい!みなさん怪我なかったです?って、え?
・・・あら。
あれ?二人とも、何して・・・
ほ~リタっちもやるようになったねぇ~
え?あ、にゃっ!み、見るなっ!ゆ、揺らめく焔、猛追っ!
ちょ、リタっち!何でおっさんだけに・・・どひゃーっ!
うぅ、リタばっかしずるいです・・・
そうねぇ、ふふっ
で、調査はどうなったの・・・?ねぇ、みんな聞いてる?

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

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