スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Love is Power.

出来ることには出来ました。
ヴェスペリアSSです。

以下注意!

・「ヴェスペリアさんち」の前回の後編です。
・☆を跨いでユーリサイド、リタサイド、ユーリサイドと分かれてます。
・今回はかなりグダグダしてます。ちと長すぎた。
・ユリリタ要素が薄めです。マイガッ!!
・今回は本当にグダグダしてます。CAUTION!!
・ヴェスペリア以外のキャラも出ていますのであしからず。

---------------------------

「烈砕衝破ッ!」
「魔皇刃!」


打ち出したそれぞれの衝撃波が相殺された。
模擬試合が始まって五分。まだ決着は着きそうにない。むしろヒートアップしてる感じだ。


「っと、お前腕上がったんじゃねぇの?」
「君こそ、前やったときよりも遥かに腕を上げたね!」
「そりゃどうもっ、っらぁ!」


フレンの竹刀を受け流し袈裟切り。フレンはスウェー。・・・ほんとに強くなってるな。
次に来た攻撃を受け止めたとき、フレンが口を開いた。


「ユーリ、すまないが頼みがあるんだ」
「おいおい、こんな状況でか?手短に言うか、終わってからにしてくれよ」


竹刀で弾きつつ、少し呆れ気味に答えたが、フレンの表情は真剣だった。


「すまない。それじゃ手短に言うよ。僕がこの勝負に勝ったら、騎士団に戻ってきてくれ」
「・・・はぁ!?」
「もし君が勝ったなら、僕は今日から君に対して騎士団勧誘を一切しないよ。それでいいだろう?」
「・・・もともと勧誘してくんなっつーの」


いきなり何言ってんだコイツは。騎士団なんて冗談じゃないし、第一俺に何の利益もない。フレンの奴、これが本当の狙いかよ。
・・・だが、俺が勝ったときの報酬は悪くない。いつまでもストーキングまがいの事をされてはたまったもんじゃない。さっさと諦めさせたいところだ。


「どうだい?ユー・・・」
「蒼破ッ!」
「うわっ!?まだ話しているだろうっ!?」
「あー、悪い。要件が長すぎだ」


本当は今ので決着がつけば一番楽だったってのは秘密だ。


「ほら来いよ、騎士団に連れ戻したいんだろ?」


竹刀を構えなおして了承の言葉を投げる。むだに付き合いは長いからフレンにはこれで十分だ。


「全く、君って人は・・・・・・ああ、そうさ。だから負けられないっ!」


そう叫んだ瞬間、フレンの竹刀が光に包まれる。・・・っておい、この技っ!?
いきなり隠し玉出すのかよ!?コイツは!


「光竜滅牙槍っ!!」
「マジかよっ!づうっ!」


竹刀から出た四本の光竜が容赦なく襲い掛かる。・・・さすがに防ぎ切れねぇっ!


「ぐあっ!!」
「勝負ありだね?」


光竜に吹き飛ばされ、地面に叩き付けられた俺にフレンが近寄り竹刀を向けた。・・・さすがに今までの攻防もあって動けない。
俺の負けになっちまうか、と思ったそのとき。


「っ!なに寝っ転がってんのよ馬鹿!」


―――大切なヤツの声が、聞こえた。






グラウンドに着いたあたしは、そこにいた生徒たちに声を掛けた。


「ちょっとアンタたち!今どうなってんの?」
「あ、リタ先生!さっきまですげー試合だったんだよ!」
「マジで凄かったよな!参考になるよ!なぁリオン!」
「ふん。まぁ、悪くはなかったな」


ロイド、スタン、リオンがそれぞれの感想を述べている。あたしの聞きたいことはそうじゃなくて!
そのとき、ユーリたちの会話が聞こえた。


「・・・・・・れじゃ手短に言うよ。僕がこの勝負に勝ったら、騎士団に戻ってきてくれ」
「・・・はぁ!?」
「もし君が勝ったなら、僕は今日から君に対して騎士団勧誘を一切しないよ。それでいいだろう?」
「・・・もともと勧誘してくんなっつーの」


・・・そうか、何でユーリが学園に来ているのかが分かった。
あのフレンってヤツは、ユーリが騎士団を辞めて家に帰ってきてからずっとユーリの将来がどうとか気に掛けていた。そこにちょうど二人の顧問代理が必要になる仕事を見つけ、ガキンチョにでも頼み込んだのだろう。
ホイホイ頼みを飲んでしまうガキンチョもそうだが、ユーリもユーリだ。家族に対して優しすぎるのだ。


(それにしても騎士団に戻る?冗談じゃない!)


そう思ったが、ひとつの疑問符が生まれた。


(・・・ってなんで冗談じゃないのよあたし。・・・・・・ちっ違う!寂しくなるからじゃなくて・・・そう、家事!家事分担が面倒になるから冗談じゃないって意味で・・・)


「ぐあっ!!」
「っ!?」


ユーリの悲鳴で我に返った。
見ると、ユーリが倒れていて、フレンってヤツがユーリに竹刀を向けている。
ユーリが怪我をしているとか考えるよりも先に先程の考えが出てきた。
つまり、
ユーリが負けてしまうわけで。
すなわち、
ユーリが騎士団に戻ってしまうかもしれないわけで。
ということは、
ユーリが家に居なくなってしまう。






(そんなの、イヤだ。)


「っ!なに寝っ転がってんのよ馬鹿!」


気がつくと意思とか関係なしに気持ちと口が勝手に動いていた。







俺らは声の聞こえた方を見て目を丸くした。


「あの子は・・・」
「・・・リタ?」


俺らが気づいたのを見てリタが言葉をつむいだ。


「さっさと起きて、さっさと終わらせて帰るわよ!あんたが居なくなるなんてアタシが絶対に、絶対に許さないから!・・・っていうか、・・・あぁもうっ、負けんじゃないわよ!!あんたが居ないと駄目なのよ!」


リタが叫ぶ。あのリタが、素直に気持ちを吐き出している。


(・・・大切なヤツにんなこと言われて黙って寝そべってる場合じゃないよな)


気がつくと、痛みとか疲れとかそんなものは吹っ飛んでいた。

バシィッ!!


「なっ!?」
「余所見厳禁ってな?」


ガシャン、と弾き飛ばしたフレンの竹刀が地面に落ちた。


「ユーリ!?まだ動けたのかい!?」
「ははっわりぃな、待たせてるやつが居るんでね」


そう言ってリタを見る。リタは一瞬だけ嬉しそうにしたが、ハッとしてそっぽを向いてしまった。相変わらずだ。


「で、これは俺の勝ちってことで・・・いいよな?」


視線を戻し問いかける。竹刀を持っていないから聞くまでもないと思うが。


「・・・そうだね。僕の負けだ。」
「!それじゃあ・・・」
「あぁ、約束どおりもうユーリを騎士団には誘わないよ」
「話が早くて助かる。んじゃ、最後は顧問代理らしくしめるとするか」
「「?」」
「おい、お前らー!」


首を傾げるリタとフレンに目もくれず、俺は剣道部員たちに声をかけた。


「あ、はい!」
「今の試合でお前らに伝えたいことがある。戦いに必要なものだ」
「ユーリ?」
まぁ、見てろって。いいか?戦いに必要なもの。それは・・・愛だ!」


リタが思いっきり噴きだした。どんどん顔が赤く染まっていく。
フレンは唖然としていて「ユーリが・・・愛?」とか言っている。・・・そんなに俺が言うと不自然か?


「あっ、アンタ何言って」
「今日の授業は終わりだ!――じゃフレン、後は任せた」
「あ、あぁ、わかった」
「ちょっと!アンタも何とか言いな、ふにゃっ!?」


ひょいとリタを前に抱える。いわばお姫様抱っこだ。


「にゃっ、お、降ろしなさいよ!」
「こうしないと愛かどうかあいつらに伝わんないだろ?んじゃ、帰るぞー」
「話を終わらせようとするなー!だったら最初から愛でまとめるなー!」
「愛か・・・やっぱり家族愛だよなぁ。そろそろリリスに会いに帰ろうかな」
「よし、今度コレットと一緒にどっか出かけよう!」
「愛・・・・・・マリアン・・・」
「そうか、僕には愛が足りなかったのか・・・!」
「って、あんたらもあんたらで納得してんじゃないわよ!」
「それほど俺らの愛が分かったってことだろ?・・・あのときの言葉、ありがとな」
「・・・っ!今それを言うのは・・・うぅ~~っ!」
「ほら、帰るから落ちないように気をつけろよ?」
「~~っ!わ、わかったわよっ!」


こうして俺は騎士団に入ることを退け、帰路に着いたのだった。
・・・後日、フレンが俺に教師を勧めてくるようになったのはまた別の話。



Love is Power.
・・・ねぇ、いつまでこの状態なのよ?
無論、家に着くまでだ。イヤか?
べ、別に。この方が歩かなくて済むし、う、嬉しいからいいわ
ん、そうか、ならいいな
そ、そうよっ

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

こたび

Author:こたび
二次創作SSを書いていたり。
このブログでは二次創作小説を取り扱ってます。
無断転載、著作権に関連する事は止めて下さいね。

当ブログはリンクフリーです。

何かありましたら、下記のツイッターに凸してください。アカウント無い方はブログトップのコメント欄でも大丈夫です。

一部の作品をPixivにて公開中ですます。
Pixiv

ついったーとやらもやってたり。

カテゴリ
同人活動履歴
例大祭9(2012/05/27)
藤色コンタクト
藤色コンタクト C83(2012/12/30)
太陽と霖が望む空
太陽と霖が望む空
例大祭10(2013/05/26)
鴉天狗のガールズパーティ! 鴉天狗のガールズパーティ!
リンク
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。