スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

A partner.

はい、できましたー。少しお久なヴェスペリアSSです。
今回はお題に沿ってやってみました。

お題元のサイト様はこちら↓

[リライト]
「君で変わっていく10題」からお借りしましたー。あざ-っす!


注意!
・微ユリリタです。
______________________________________________


仲間と立ち寄った賑やかな町の中、一匹の猫があたしにじゃれてきた。


「ニャー」
「♪よしよし」


最後尾のあたしは思わず立ち止まり猫を愛でる。もふもふのおなかを撫で回す。
・・・ふと自然と笑っている自分に気づいた。


「あたしも変わったわね・・・」


ポツリとこぼす言葉。昔の自分にはありえないことだった。
稀代の天才魔導士。そう呼ばれるあたしは何百、何千もの実験を薄暗いアスピオで行ってきた。
もともと外の人から煙たがられた研究員達から変人と呼ばれるあたし。寄ってくる奴なんて一人もいなかった。
他人とのコミュニケーションを絶った生活。寂しくもない、感情を出す必要もない、なにより研究に打ち込めるからちょうど良かった。
そう思っていたあたしが今、笑っている。こんな風になったのも・・・


「・・・ん、あれ?」


猫とじゃれすぎたのか、前にいたエステルたちが見えなくなっていた。
目を凝らして見渡してみても、人ごみでまったく分からない。
あまり知らない町、知らない人々、その中にあたし一人だけ。
・・・背筋がぞっとした。思わず肩を抱く。


「何よっコレ・・・!」


昔はこんな風にならなかった。独りでもなんとも感じなかった。それが当たり前だった。
けれど、今、一人が怖い。
初めて知った仲間の存在、気に入っていた仲間という居場所の喪失。アイツが近くにいないことの焦燥感。知ることのない感覚がせり上がってくる。


(誰か・・・助けて)






「おいリタ、んなとこにうずくまってなにやってんだ?」
「!!」


アイツが、ユーリが目の前にいた。
まるで、あたしが願うのをまっていたように、ピッタリ過ぎるタイミングでそこにいた。


「あ・・・あたしはただ猫が来たから構ってただけよ」
「ん、そうか。エステルたちが心配してたぜ」


そういってユーリはあたしの手を握り引っ張っていく。


「ちょ、何握ってんのよ!恥ずかしいじゃない!」
「こーでもしねぇとまた迷子が出るからな。12歳より手がかかるって困りもんだぞ」
「迷子って、あんたねぇ・・・ぅっ!」


振り払おうとしたがさらにギュッと強く握って引っ張っていく。・・・そんなに握られると照れるとか言ってたのはあんたじゃないのっ!
顔が熱くなる。しかし、恥ずかしさよりも安堵感の方が上回っていた。
こんな感じになるのも、こんな風になったのもあんたのせい。
今までのプライドも意志もユーリと居ると、弱くなっていくようだ。
だけど、今、この瞬間が、とても嬉しい。そしてあたしの手を強く握るユーリを見て、確信する。



あたしは独りじゃない。
そう確かに思える自分が、此処に居た。





A partner.
・・・なぁ、リタ
・・・何よ
もともと俺が居るからお前は独りじゃないからな?
!・・・ばっ、ばば、馬鹿っぽいっ(何で読めてんのよっ)!!
コロコロ表情変わるから分かりやすいんだよ

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

こたび

Author:こたび
二次創作SSを書いていたり。
このブログでは二次創作小説を取り扱ってます。
無断転載、著作権に関連する事は止めて下さいね。

当ブログはリンクフリーです。

何かありましたら、下記のツイッターに凸してください。アカウント無い方はブログトップのコメント欄でも大丈夫です。

一部の作品をPixivにて公開中ですます。
Pixiv

ついったーとやらもやってたり。

カテゴリ
同人活動履歴
例大祭9(2012/05/27)
藤色コンタクト
藤色コンタクト C83(2012/12/30)
太陽と霖が望む空
太陽と霖が望む空
例大祭10(2013/05/26)
鴉天狗のガールズパーティ! 鴉天狗のガールズパーティ!
リンク
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。