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バレンタインデー・レッスンズ

3月になりましたので、バレンタインデーのSSを一つ。
FFに出てくる究極魔法の名を持つ方が慧霖を求められていたなぁ、と思ったら出来ていました。
二次創作において、この2人はやけに人気ですよね。半妖同士はやはり美味しいポジション。仕方ないね、当然だね。
あと2週間でホワイトデー、でも2週間前はバレンタインデー。うん、中間なので何もおかしくはないですね!



霖之助 慧音



-------------------------------


 時は2月の14日。幻想郷でも外の世界の風習であるバレンタインデーというイベントが定着しており、あちこちで賑わいを見せていた。
 幻想郷では作る事の出来ないチョコレートは、大妖怪・八雲紫がなんとかしているという。彼女曰く、「乙女の本気を出す日だから特別」とのこと。
 そのバレンタインは、霖之助の知り合いの女性達にも影響を与えていた。



「よっす香霖。今日はバレンタインだからチョコ持ってきたぜ、そらっ!」
「っと、おいおい、食べ物は投げるものじゃないぞ」
「なんでも勢いがあった方がいいんだよ。魔理沙さんからの贈り物、堪能しろよー?」
「全く。ああ、ありがたく貰っておくよ」



「店主さん! バレンタインなのでチョコ持ってきましたよ!」
「わざわざすまないね。山の神社からここまで遠いだろうに」
「飛んできたので大丈夫ですよ。それと、知り合いの括りで店主さんしか男性が居なかったんです。
 折角のこちらでのバレンタインですから、渡すものは渡さないといけませんからね!」



「店主さん。今日はバレンタインということで、チョコをお渡しします」
「これはまた丁寧にどうも。梅の花が彫刻されているこれは、チョコなのかい?」
「はい、ちょっと細工をと掘っていたら、熱が籠もってしまいまして……」
「庭師の血が騒いだ、ということか。ともかく、有り難く食べさせて貰うよ」
「えっ、壊っ、食べちゃうんですか!?」
「いや、どうしろと言うんだ……」



「霖之助さん。はいこれ、チョコレート。今日はバレンタインだからね」
「あ、ああ、ありがたい。君がくれるとは、これはまた珍しいな。……まさか、これでツケが返ると思ったんじゃないだろうね?」
「……ちがうわよ?」
「2月だからか、目が寒中水泳しているよ」
「ってのは半分冗談で、単純にお返しが欲しいからよ。3倍返しって言うらしいし、女にはとってもお得な日よね」
「半分は本気だったのか……」



「どうぞ店主さん、バレンタインのチョコですわ」
「む、君から頂けるとは光栄だね。いくつも包みがあるのは……紅魔館の人たちからという事か」
「そうですね。右からお嬢様、妹様、パチュリー様、美鈴、私になっています。お気に召して頂けましたか?」
「見た目も華やいで良いと思うよ。ではありがたく頂くと…………何故僕の手から遠ざけるんだい」
「ええ、では商談に入りましょう。このチョコの代わりに、この食器を値引きして頂けませんか?」
「……君はバレンタインをバザーか何かと勘違いしていないか?」









「35点だ。100点中のな」


 慧音の発した言葉は、突然の評価であった。
 言われた霖之助は、何事かと慧音に問いかける。


「……ようやく口を開いたと思ったら、いきなり何だい?」
「お前の今までの態度だ。ずっとここで見ていたが、何だあの対応は!」
「何だと言われても、僕は自分の感じた通りに話していただけなんだがね」
「それが35点、赤点というわけだ。目も当てられなかったぞ」


 呆れるように見てくる慧音に、霖之助は頬を掻いた。

 慧音が香霖堂を訪れたのは、朝に霖之助が店を開いて直ぐのことだ。
 しかし彼女は何か物を買うわけでもなく、「ちょっと居させてくれ」と言ったきり、カウンターで寺子屋の生徒の通信簿をまとめ始めたのである。
 用がないのなら出て行って欲しいと霖之助が言えども、慧音は「用が出来るまで迷惑は掛けない」とそこから動かず。その為霖之助は仕方なしに、慧音をそのままに営業をすることにしたのだ。

 霖之助と慧音の2人は、それなりに交友関係を持っていた。
 人里はそこまで大きな集落ではない。よほどの引きこもりでなければ、里のどこに誰の家があるかは数年住めば自然と覚えられてしまうほどの大きさだ。
 霖之助はそんな人里にある霧雨道具店で数年働いたことがあったため、人里の寺子屋で教師をしていた慧音と知り合うのも自然な事だった。ましてや霧雨道具店は教材も扱っていた為、2人の交流は他の人里の人々よりも多かったのである。
 霖之助が仕方なしに慧音をそのままにしたのも、そんな交友関係があったからである。彼女なら下手なことはしないだろうと、それなりに慧音を信頼していた故の対応だった。

 それからつい先程まで、慧音は何も語らず黙々と作業をしていたのだが……咲夜が店を出て行った途端、あの様な言葉を口にしたのである。
 霖之助からしてみれば、何故酷評されているのかも分からない。そもそも何故慧音がこうして香霖堂に居座っているのかさえも分からなかった。


「……なんだい、君は僕の営業を評価するために居座っていたのか」
「そういう訳じゃない。今日、お前がチョコを持ってくる相手に対してどんな対応をしているのか、それを見るため評価するために居たんだ」
「は? そんな事のために朝早くから来たとは……」
「そんな事とは何だ。結構重要なことなんだぞ?」
「どこが重要なんだ」
「それは後に分かる。まぁ、それまでに霖之助には頑張って貰うがな」


 言うと慧音は懐から指示棒を取り出し、棒の先端で宙に円を描くように腕を小さく振った。
 彼女が指示棒を取り出す。それは、授業を行うということだ。
 これから起こりうるであろう事に予想がついた霖之助は、顔を顰める。


「……まさか、今から僕の対応を矯正させるとでも?」
「概ね正解だ。さぁ、その本を仕舞おうか。霖之助次第で直ぐに終わるぞ?」


 得意気な顔で、慧音は指示棒を振る。
 不安げな顔で、霖之助は首を横に振った。


「拒否権は……無いんだろうね。君は言い出したら聞かないんだったか」
「お、分かってるじゃあないか。ふふ、私は嬉しいぞ」
「僕は嬉しくも何ともないんだがね」


 目に見えて嬉しそうにしている慧音を見て、霖之助は小さくため息を吐いた。
 しかし、こうなってしまってはどうしようもない。ならば、早急に事を片付けるに限るだろう。
 霖之助は読んでいた本を名残惜しげに閉じて、カウンター越しに慧音と向き合った。


「さぁ、ならばどうすれば良いか、ささっとレクチャーして貰おうじゃないか」
「む、なんでお前が上から目線なんだ」


 不満そうな表情を見せた慧音に、霖之助は「当然だろう?」と口角をあげる。


「僕は今のままで平気だと思っているからね。矯正させたいと願っているのは君の方、つまりは下手に出るのは君の方だろう?」
「いや、それは違うな。私は矯正を願っているのではなく、矯正させようとしているんだ。願望ではなく使命だな」
「……とんだ暴君だな。しかもその使命による結果が僕の矯正とは、君に対するメリットが全く無いじゃないか。何故こんな事を?」
「いや、私へのメリットはあるんだ。むしろそれが目的だな」
「……?」


 慧音の言うことに、霖之助は疑問符を浮かべる。
 自身の対応を矯正させて、慧音が得をする。それが目的と言われても、意味が分からない。繋がりが全く見えなかったからだ。


「意味も訳も分からないんだが……」
「さっきも言っただろう、後に分かると。それじゃあ、始めるとしようか」
「……まぁいいさ。今は考えるのを止めるとしよう」
「ああ、それでいい。……さてと」


 一息吐いてから、慧音が指示棒を持ち直す。
 そして先端を霖之助へと力強く向けてから、彼女は口を開いた。


「今回の35点は、3つのカテゴリからの減点法による結果なんだ。つまり今から私の言う部分を改善すれば、自ずと100点になる」
「なるほど。だから僕次第で早く終わるわけか」
「ああ、1度でも100点の対応が出来ればそこで終了だ。簡単だろう?」
「それは実に。して、その部分とは?」
「うむ、では1つ目!」


 慧音が指示棒持つ手とは逆の手で、人差し指を立てる。
 教え方が寺子屋の子供達にしているそれに似ている気もしたが、霖之助は気にしないことにした。


「まずは……『相手の目を見て話す』。これだな」
「む、出来ていなかったかい?」
「妖夢と咲夜の時だな。彼女らが話し終えても、霖之助はチョコの方に目が行ってしまっていたぞ」
「きめ細やかな彫刻と、数種類のチョコがあったからね。それは仕方ない気もするんだが」


 目立つ物があれば、目線はついついそちらへ行ってしまう。それは生き物として自然な事である。
 そんな霖之助の意見に、慧音は首と指示棒を振って否定した。


「駄目だ駄目だ。ともかく今回に限っては、チョコをくれた相手が何かを話していたら、目を見ながら聞いてあげること。それが親しい間柄でもな」
「親しき仲にも礼儀あり、か? ……仕方がない、了解だよ」
「よし……では2つ目!」


 慧音の立てた指が、人差し指と中指に増えピースの形になる。
 ずっとこれを繰り返していくつもりなのだろうかと、霖之助は少し幸先が悪い気がした。
 

「チョコを貰ったら、ありがとうの感謝の言葉と共に笑顔を見せてやれ。霖之助には難しいかもしれないな」
「笑顔、ね。僕は結構しているつもりなんだが」
「その言葉、お前の知り合い全員に言ってみるといい。皆、首を横に振るだろう」
「……そんなに出来ていないか? それに取り繕った笑顔なんて、相手が気付いたら気分を害するだろう?」
「おっとすまない、言葉が足りなかった。軽く微笑むだけでいいんだ。魔理沙と早苗が来たときには出来ていたから、それを意識してくれれば大丈夫の筈だ」
「軽く微笑む……簡単そうで難しいな。意識しようとすると、歪んでしまいそうだ」


 霖之助は言葉の通りに微笑むべく口元を動かしてみるが、引きつった表情になりかける。
 意識をせずに感情を口元に出せればいいのだが、それが出来れば慧音にこんな事はさせられていない。非常に難儀な物だ。


「感じたとおりの感情を出せば、おそらくはいけると思う。不安は残るが、最後の3つ目!」


 慧音の立てた指が人差し指、中指、薬指の3本、言うなれば3ピースの形になる。
 音楽において、使用する楽器の数をピースと数えることがあるが……これとは関係ないだろうと、霖之助は思考を放棄した。


「チョコを貰ったら、何故自分にくれたのかを考えて、それ相応の対応をすること。これが一番難しいだろうな」
「難しいも何も、それが出来たら商売にも苦労は……む? 待ってくれ、これについてはどう採点したんだ? まさか、相手の胸中が分かるはずもないだろうに」
「ああ、私は覚ではないからな。私の独断と偏見で判断させて貰ったよ。霊夢に対してが最も出来ていなかったと思ったぞ」
「いや、そんな採点基準でいいのかが甚だ疑問なんだが」
「機械でもあるまいし、教師が付ける採点とはそんなものだ」


 そう言って慧音は苦笑いをし、言葉を続ける。


「――それに、今回に関しては答えが殆ど出ていたからな」
「彼女達の胸中がかい? 僕にはいつも通りの彼女達に見えたんだがね」
「お前はそうなんだろうと思ったよ……」


 はぁ、と慧音が自身の額に手を当ててため息を吐いた。その言い方は、先程「35点だ」と言われたときよりも呆れられているようで。
 ため息を吐きたいのはこちらの方だ。と言いたい霖之助だったが、言った所で解決するわけでもないため言葉を呑んだ。
 すると、慧音が持っていた指示棒を懐にしまい、腰に手を当てて霖之助を見た。


「まぁ、とにかく。これで私のレクチャーは終了だ。大体は分かっただろう?」
「3つしか無いからね、内容は理解したよ。そういえば慧音、初めに『完全な対応をすれば終わり』と言っていたな。実際には何をするんだ?」
「……良いところに気が付いたな」
「気が付かなかったら事が終わらないからね。で、どうするんだい?」
「それは……き、決まってるだろう?」


 霖之助の問いに、慧音が言葉を詰まらせた。
 どうしたことかと、霖之助は怪訝に思い慧音を見据える。


「急にどうしたんだい? ……まさか、どうするか決めていなかった訳じゃ無いだろうに」
「そ、そんなことはないぞ。ただ、その、いざとなるとな、揺らぐわけでな」
「? 兎にも角にも、早く満点にするための手段を講じて貰いたいんだが」
「あー……本当にデリカシーに欠けるなお前はぁ……」


 後ろ手に腕を組んで、どこか歯切れが悪そうに話す慧音。
 霖之助にしてみれば、先程とは打って変わった態度に違和感と不可解さを感じずには居られない。


「調子でも悪くなったのかい? だったら今すぐ止めても……」
「あー、言うな言うな! もういい、さっさと事を運べばいいんだろう! ほらっ!」
「!? っと!」


 瞬間、事を終わらせようとした霖之助の言葉を遮るように、慧音が後ろ手にしていた右腕を勢いよく前へと差し出した。
 驚いて座っていた椅子ごと少し仰け反った霖之助だったが、体勢を立て直して慧音を再度見る。
 その彼女の右腕、右手には、小さな赤い小包が一つ。


「慧音、これは?」
「……コだ」
「?」
「チョコだ! バレンタインデーに相手に渡すチョコに決まっているだろう!」


 大きな声で言い、勢いに任せるように慧音が小包をカウンターへと置く。
 そして霖之助は、チョコという単語を聞いて合点がいった。


「む……ああ、なるほど。テスト相手を君がしてくれる、ということか」
「……お前は冷静だなぁ。ほ、ほら、もうテストは始まっているぞ。今までのレッスンから最善の答えを出してくれ」
「そうだね……まずは相手の目を見て話す、だったな」


 1つ目は、『渡されたチョコに目を取られず、相手の目を見て話すこと』。
 霖之助はカウンターに置かれた小包を手に取り、慧音と目を合わせる。


「ん、なんだ。いざこう、見られるだけとなると、少し恥ずかしいな」
「言った君が目を逸らしてどうするんだい」
「すまない。私もきちんと見なくてはいけないよな! 大丈夫だ、完璧だから続けてくれ……うぅ」


 口ではそう言うものの、慧音は露骨に霖之助から目を逸らす。
 評価は完璧とのことなので、不安ながらも霖之助は次のステップに入ることにした。


「で、次は……まさか君からもくれるとは思っていなかったよ。ありがとう、慧音」
「あふっ」
「あふ?」
「……すまん何でも無い忘れてくれ。いいぞ、その調子、その調子だ。今のところ100点を継続中だぞ」


 すると慧音は何度か咳払いをして、再び霖之助と目を合わせた。
 彼女の口角が心なしか上がり、顔を赤くしている様に見えるのは……気のせいだろうか。
 しかしどうであろうと、今は『感謝の言葉を送り、笑顔を見せる』という2つ目の段階まで終えることが出来た。次で評価が下がらないのであれば、この異様な教習も終了である。


「そして最後は……」


 霖之助は一息吐いて、最後のステップを実行するべく頭を働かせる。
 どこか期待するように霖之助をちらちらと見遣る慧音を見て、その最後の内容について考え……。


「……」
「……ど、どうした霖之助? 最後だぞ? 出来れば終わりだぞ?」
「……いや、分からなくてね」
「えっ?」


 言葉に、詰まってしまった。


「言葉の通りだよ。なぜわざわざ君が、こうして僕の対応を結果的に手助けするような事をしてくれたのか。答えが見つからない」
「えぇー……」


 期待の眼差しを向けていた慧音が、明らかに落胆の表情を浮かべた。


「ほ、ほら、もう少し考えてみてくれ? 私がここまでしているんだ、さ、察して欲しいんだが」
「いや、僕も必死に考えてはいるんだ。だが君に対して3つ目……心を察しろなんて、難しいってものじゃない」
「そ、そんな……」


 「何のためにここまでやったんだ……」と肩を落として涙ぐむ慧音。
 霖之助は霖之助で、これが出来なければ終われないため、ただひたすらに頭を捻る。しかしいくら考えようとも、答えらしい答えは見当たりもしなかった。
 そんな霖之助を見て、慧音がもどかしそうに話し出す。


「むぅ……霖之助、ヒントだ。その、あれだ。今までの私の態度から、気付いてくれないか? 今までの流れを読んで、な?」
「……単なる教育心から来る慈善活動ということかい?」
「カスリもしてない!? だ、だからっ、わざわざお前に私が、私自身にっ、そう言った対応をして欲しいと言っているんだぞ? こ、これでもわかんないのか?」 
「そういうことに君が憧れていた、という…………そんな怖い顔をしないでくれ。違うということは十分わかった」
「答えは殆ど言ったのに、なんで分からないんだお前はぁ! ……もう!」


 荒らげるように慧音が声を発すると、近くの椅子に腰掛けて腕を組んだ。


「最後の内容は不合格だ。だが私がここまでヒントを言ったんだ、私からは答えを絶対に言わないからなっ」
「ぬぅ……そもそも、なぜ慧音がそこまで僕が出来ない事に対して怒っているのかも分からないんだが……」
「……もっと簡単に分かってくれると思ったんだ」
「……何にだい?」
「ばか、言ったら意味ないだろう」


 頬を膨らまし、不機嫌そうな表情で慧音が言う。


「とにかく、お前が気付くまで私はここにいるからな。無論、日が暮れてもだ」
「僕次第で終わる、という意味を今とても思い知ったよ。慧音は今日、用事とかは大丈夫なのかい?」
「もしもの時の為に空けておいたさ。まさか本当にもしもになるとは思いもしなかったがな」
「……それは申し訳ないね」
「全くだ。しかし、お前は本当にそういうことには無縁なんだな」


 はぁと慧音が大きなため息を吐き、再び不機嫌な表情で霖之助を見る。
 しかし、霖之助にとってその表情はどこか、完全に不機嫌そうには見えなかった。
 安心しているようで、残念そうでもあって。それがどちらであるのかは、霖之助には分からなかった。


「……どういうことだい?」
「そういうこと、だよ。いいさ、今日でハッキリと分かって貰うからな……か、覚悟するように」


 ビシッと霖之助を指さし、何故か頬を紅くして宣言する慧音。
 対する霖之助は、一体どこから考えればいいのかと、先の見えない状況に頭を抱えた。

 結局慧音の言う重要なこと、メリットとは何だったのか。そして慧音の心中とは何なのか。
 ただ一つ分かることは――


「とりあえず『居残り』は確定か。ここは寺子屋じゃあないんだがね」


 何年ぶりかも分からない経験と、じいとこちらを見て頷いている慧音に、霖之助は苦笑いを浮かべるしかなかった。 


 この授業が終わるのは……大分先になりそうである。



テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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