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通い妻ならぬ。

約半年ぶりな気がします。お久しぶりなTOV。ユリリタァ!
あまりにも久しぶりだったので、キャラの性格がつかめませんでした。大丈夫かな?

投稿形式は今のヤツに順ずることにします。わざわざ大文字とか使うの面d(ry


登場人物

ユーリ リタ
---------------------------

「よっ、リタ」
「・・・・・・また来たのアンタ?」


学術都市アスピオにあるあたしの家。そこにユーリがまたやって来た。
アスピオが一度崩壊し、壊れてしまったあたしの家を作り直してから1週間が経つが、この男は初日から数えてもう3、4回は来ている気がする。


「仏頂面のお出迎えありがとさん。お前、いつもそんな感じだなぁ」
「アンタがいつもいつも突拍子も無く来るからいけないのよ。
 ただでさえもこっちは忙しいんだから、あんまり邪魔しないで欲しいわ」


まぁ、今は休憩中だけど。


「あぁ、マナの事とかか。あれ、リタが発見者だもんな。そりゃいろいろと忙しくもなるか」
「・・・・・・わかってるなら少しは気を使いなさいよ」


あたしたちが星喰みを倒してから、あたしはエアルの上位互換のマナについての研究に追われていた。
なにより発見し、利用法を見出したのが自分自身だったので、いつのまにかマナ研究の先導者のような立場になってしまっていたのだ。
それにより、世界各地から研究者がアスピオに殺到。今は研究内容を纏めて発表する事になっており、とても忙しいのである。


「今はここに居るけれど、これからまた戻らなきゃいけないのよ。・・・・・・っていうかアンタまた作りに来たの?」
「あぁそうだな。お前、研究ばっかしててまた飯食いっぱぐれてるだろ?」
「確かに、そうだけど・・・・・・」


何故だか分からないが、ユーリは最近、ここに来ると大抵ご飯を作ろうとするのだ。
ありがたい事はありがたいが、あたしだけご飯を作ってもらうのは・・・・・・少しむず痒い感じがするので苦手である。

なので、今日のところは軽く嘘でもついて、彼に帰ってもらおうと思った。


「べ、別に今は空いてないからいらないわよ」
「ん、そうか? ・・・・・・今日はクレープでも作ろうかと思ったんだが」
「! い、いらないわっ」
「・・・・・・リタ、お腹空いてるだろ」
「うぐっ・・・・・・!」


鋭い視線でユーリがこちらを見てくる。
旅をしていた頃から思っていたが、コイツは少し洞察力がありすぎるんじゃないか。
そして、


「やっぱりな。ほら、食器の用意しといてくれ。今からちゃちゃっと作っちまうから」
「い、いらないわよ! 別に空いてないって」
くぅ~
「いった・・・・・・でしょ・・・・・・」


あたしは嘘を吐くのが苦手すぎるんじゃないか。
・・・・・・なにより今は、自分のお腹が・・・・・・憎い。


「・・・・・・リタ、キッチン借りるからな?」
「・・・・・・(コクン)」


とりあえずあたしは・・・・・・その場で紅くなりながら頷く事しか出来なかった。







「・・・・・・ごちそうさま」
「おそまつさまでしたっと。・・・・・・凄い食いっぷりだったな」


それからあたしは、ユーリがちゃちゃっと作ってくれたクレープ(結構な量)をあっという間に平らげてしまった。・・・・・・何で男のクセに料理こんなに上手いのよコイツ。
だから、「美味しかったから」なんて言うのは負けな気がした。


「べ、別にいいでしょ。 それに、ほら、早く食べないと研究に遅れが出るじゃない」
「なるほど。そういう言い訳もアリだな」
「なっ、い、言い訳じゃないわよ!」
「あぁ悪い悪い。あからさまに嘘ついてる顔してるからつい、な」


ユーリが軽く笑う。やっぱりコイツの前では嘘は吐くだけ無駄みたいである。
・・・・・・性格は捻くれてるのに、憎たらしく思えないから不思議だ。

あたしがそう思っていると、「よし」と座っていたユーリが腰を上げた。


「さてと、飯も作ったし、そろそろ俺は帰るとするか。リタ、片付けは出来るか?」
「アンタどこまでなめてるのよ!? それくらい出来るに決まってるでしょ!」
「冗談だよ。それじゃあな、リタ」
「あっ」


そう言って、ユーリは帰る準備をし終えて玄関へ向かう。
・・・・・・あたしは、何故か急に、アイツがここに来てから気になっていたことを聞きたくなった。


「ね、ねぇ!」
「ん、なんだリタ?」
「・・・・・・あのさ、アンタって何でここに来てるのよ? ギルドとか忙しいんじゃないの?」


そう、ユーリはここに来すぎなのだ。
星喰み騒動の後、ユーリたちはギルドの仕事が急増して忙しいとエステルから聞いていたのに、これは来る頻度が多すぎるのではないか。

あたしがそう聞くと、ユーリは何故だかポカンとしてしまった。


「・・・・・・なんだリタ、まだ気付いてなかったのか?」
「え?」


あたしが気づいていない?


「それってどういう・・・・・・」
「どういうって、わざわざ好きでも無い奴の所なんかに行くはずないだろ?」
「・・・・・・ぇ?」


あたしの体が、金縛りに合ったかのように固まった。

今、コイツ何て言った?

今・・・・・・何てモノを投下した!?


「あ、アンタ、何言ってんの!? す、好きって!?」
「そのまんまの意味だっつーの。好きじゃないとこんな辺鄙なところに来たりしねぇだろ?」
「なっ、さり気なくあたしの家をけなすな! っていうかなんで爆弾発言してるのにアンタはそんなにしれっとしてるのよ!?」


顔を紅くしてあたしが言う。普通は紅くなるのはそっちじゃないの!?
そんな爆弾を投下したユーリは、あたしの話を軽く聞き流してそのまま玄関へと歩いていった。聞けってば。


「まぁ、そういうことだ。じゃあな、リタ」
「あ、ちょっと、話はまだ終わってないわよ!」
「安心しろって。明日またここに来るからその時でいいだろ? また、な」
「あっ・・・・・・」


そう言うと、ユーリはそのままあっという間に帰っていってしまった。相変わらず自分勝手というか自由人というか・・・・・・。
そしてアイツがいなくなったことで、あたしの家に静寂が戻る。
・・・・・・静かになったことはなったのだが。


(好きでも無い奴の所なんかに行くはずないだろ?)
「っ・・・・・・ちょっと、これ、どうしてくれんのよアイツ・・・・・・!」


胸が高鳴る。さっきからユーリの言った言葉が離れない。
いきなり言われたのだから当然かもしれないけど・・・・・・不意打ち過ぎた。


「あぁもう、ユーリのバカっ!」


あんなにさらっと言われたのに、こんなにも変にドキドキするとは。
今度来たときにはどうしてくれようか。・・・・・・って今度?

そして、あたしは辺りを見回した。

散らかった本、ごちゃごちゃなベッド、埃の積もった本棚。
あいつはいつもこんな所に来てくれていたのか。明日またこんな所に来るのか。
そう思ったあたしは急に恥ずかしくなって、居ても経っても居られなくなってきた。

折角アイツがまた来るのに、こんなのではダメじゃないか?


「・・・・・・部屋、片付けようかな」


そうしてあたしは研究を置いといて部屋の掃除を始める事にした。
ユーリが来ても大丈夫なように、ユーリと話すスペースを確保するために。
そして、この変な胸の高鳴りの意味を聞くために。


・・・・・・いつの間にか、アイツを迎えようとする、そんなあたしがここにいた。

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

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