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本の読み方、使い方。

こんなペースで今まであげた事があっただろうか。いや、無い。
そんなわけで東方SSです。一応宣言通り行きましたねー良かった良かった。


以下注意ザウルス。


・東方Projectの同人SSです。
・「パチュ→霖」仕様。はた霖じゃないんだz(スナップショット
・でも霖之助が出るのは少しだけ。
・今回はちょっといつもと違う気が(ry

・キャラが違うとかは自己責任でお願いしますね。


※一部誤字修正しました。


登場人物

パチュリー 紅魔館の方々 霖之助
--------------------------------

「本」とは「記憶」である。
その1冊に、記した人物の性格、人生の一部が刻まれている。もちろん、スケジュール帳もそれと同義である。



「パチュリー様、呼びましたかー?」
「えぇ。こあ、彼の到着はいつくらいだったかしら」


私が訊くと、こあは「ええと」と言いながら、手帳を取り出してパラパラ捲り始めた。
おそらく、こあはあの手帳に記憶を保存しているのだろう。


「えと、彼の到着は午後の4時以降になりそうだって言ってました。今は午前9時ですので、あと7時間はありますね」
「そう、わかったわ。ありがとね」
「いえいえ、それでは」


そういうと、小悪魔はふよふよと掃除へ戻っていった。相変わらず働き者で助かる。


(7時間・・・・・・何とかなる時間ね。そろそろ始めようかしら)


そう思った私は本を閉じ、さっそく準備に取り掛かった。まずは・・・・・・






「本」とは「壁」である。
時には自分の様子を相手に悟られないための、重要な防護壁となる。



「あらパチェ、どうしたのかしら」
「・・・・・・どうしたって何?」
「貴女、普段は机の周りとか眼も当てられないほど汚いのに、今日はやけに綺麗じゃない?」


図書館に遊びに来たレミィが、早々に尋ねてくる。さすが、というべきか、やはり鋭い。
私は「興味ない」といったような自然な動作で、スッと向こうから死角になるよう本を動かした。
これでさとり妖怪でも居ない限り、悟られることはまず無いだろう。


「・・・・・・レミィには関係のないことよ。少なくともレミィには」
「へぇ、それは残念ね」
「えぇ、残念よ」
「ま、いいわ。フランと遊んでくることにするわ」
「逝ってらっしゃい、頑張ってね」


そう言ってレミィは去っていった。今日は珍しく、一挙手一投足にカリスマとやらを感じた気がする。


(・・・・・・レミィが変に勘ぐらなければいいのだけど。下手に運命を弄られたら恐ろしいわ)






「本」とは「力」である。
読むことで技術を見出し、実践で力を知る。魔術師には必要不可欠な物の一つだ。



バリーン!
「いよーうパチュリー、また本借り来たぜー」
「帰って頂戴」


箒に乗って窓を蹴破ってきた魔理沙に対して、私は少量の弾幕を放つ。
彼女は最初は「おわっ!」と驚いていたものの、スイスイと難なく避け切り私の近くに着陸した。


「おいおい、いきなり弾飛ばすなって。やけに今日は好戦的だな」
「私はいつも好戦的よ。いつもいつも空から窓を蹴破って入って来るネズミを狩らなきゃいけないから」


ただ、特に今日は念入りにしているだけである。


「・・・・・・ホントに今日は機嫌が悪いんだな。しょーがない、今日は本を狩りずに帰っていくとするか」
「もともと借りるは建前だったのね。貴女は本を捕食するつもりなの?」
「まさか、言葉のあやだぜ。そんな妖怪じゃあるまいし・・・・・・って、ん?」


魔理沙が、何か気づいた、という素振りを見せる。・・・・・・嫌な予感がした。


「なんか、今日のお前やけに綺麗にしてないか?」
「・・・・・・気のせいよ」
「机の周りも綺麗になってるし」
「・・・・・・気のせいよ」
「身嗜みも整ってるし。着てる服も・・・・・・それ、新品だろ?」
「・・・・・・気のせいよ」
「・・・・・・まさか、今日ここに香」
『月符「サイレントセレナ」!』
「おわ危な! パチュリー、お前もしかして図星じゃ」
『火水木金土符「賢者の石」!!』
「だぁっ! なんで今回はそんな高速詠唱できるんだよ!? わかった、帰る、帰るって!」


そういうと彼女は箒に素早く跨り、超高速で蹴破った窓から逃げていった。頼むからいつもそうして欲しい。


(彼女、何故か彼のことになると敏感になるのね。困り物だわ。
 あとで咲夜に掃除をしてもらわなきゃ。・・・・・・あと、侵入者をみすみす通す門番の躾も)


そして私は本を読み進めた。なんとかコレは読み終えたいところである。






「本」とは「教師」である。
自分の知らない知識、教養、道徳。レクチャーこそは出来ないが、初心者から玄人まで幅広くサポートし、教えるという重要な役割を持つ。



「パチュリー様、片づけが終わりましたよ。それと3時のクッキーです」
「ありがとう咲夜。門番の方は?」
「それは後ほどじっくりと。・・・・・・それにしてもパチュリー様、少しそわそわし過ぎじゃないですか?」
「別にそわそわなんてしてないわよ」


私は少し抵抗を試みてみた。・・・・・・彼女は何してもバレていそうな気がするけど。


「本、さっきから進んでないようですが」
「ここの考察について考えてたの」
「先ほどから空になった紅茶のカップで飲んだふりをしてたみたいですけど」
「こうすれば咲夜がおかわりに気づいてくれると思ったのよ」
「パチュリー様の足元にある『異性との接し方、話し方』というのは?」
「気が変わったわ。咲夜、門番を早急に気付けてきて頂戴」
「わかりました、では行ってきますね。・・・・・・彼、もうすぐ来るみたいですよ」
「・・・・・・ありがと」


やはりお見通しだった。時を止める彼女にはあまり敵いそうに無い。
その後、門番の悲鳴が聞こえたが、愛の鞭なので私は気にせず本を読み進めた。






「本」とは「友」である。
知識を教えてくれる友、壁となってくれる友、暇つぶしの友。用途は様々にある。



(・・・・・・遅いわね。もう4時になっているのだけど)


彼が来るまで本を読み暇を潰していたが、潰せるといっても限度がある。ましてや彼を待ち焦がれているのだからなおさらだ。


(むきゅ・・・・・・早く来てくれないかしら)


咲夜に見抜かれた通りにそわそわしていると、遠くから待ちかねた声が聞こえてきた。


「おーい、パチュリーはいるかい?・・・・・・って、これは野暮な質問だったかな」
「野暮じゃないわ。私だって外出するときはするわよ、多分。・・・・・・ずいぶん遅かったのね?」
「あぁ、咲夜と美鈴の弾幕鬼ごっこがとても煌びやかでね」
「・・・・・・魅入るのはそこじゃなくてもいいじゃない」
「そうかい?なかなか愉快で見入ってしまったよ」


・・・・・・話が噛み合ってない気がする。
何で本については意見が合うのに、こういうことに関してはからっきしなのだろうか。


「・・・・・・まぁいいわ。それじゃ始めようかしら?」
「そうだね、始めようか。君の意見はとても参考になるから楽しみだよ」
「むky・・・・・・光栄ね。じゃあまずはこの本なのだけど・・・・・・」


そして私は顔が真っ赤になりつつあるのを本で隠しつつ、彼と本に対する意見交換を始めた。





「本」とは「橋」である。
紅魔館の大図書館に居る私と、香霖堂店主の鈍感な彼との時間を共有し、心を繋ぐ。
・・・・・・かけがえの無い、大事な、大事な私の橋。









おまけ

「・・・・・・そういえば、君のその服を見るのは初めてだね」
「え、えぇ、そうね。少し気分転換に変えてみたんだけど・・・・・・ど、どうかしら?」
「ふむ、なかなかいいんじゃないか?君の雰囲気と合っているし、お互いを引き立てていると思うよ」
「む、むきゅ・・・・・・///」

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

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