スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

温もり。

とある吐血する可愛さの絵と会話を見たら、無駄な頭に何かが降りてきたので。
素晴らしい絵を描いてくださった掌くるみさん、ありがとうございます!!
そして勝手ながらリンクに追加してしまってすみませ(ピチューン


以下注意どすえ。

・東方projectの同人SSです。
・みょん霖のはずです。
・前に書いたみょん霖は関係してないです。アレはアレということで。
・もっとうまく書けるようになりたい。本当にすいませんでした・・・。

・一部原作の会話文を入れてしまっています。著作権とか大丈夫なんだろうか。
・くるみさんに足を向けて寝られるわけが無い。

・閲覧は用法用量を守って自己責任で。苦情は無限に受け付けます。


登場人物

妖夢 霖之助
--------------------------------------------

ハッキリ言って、冥界の庭師に休みという概念は存在しないんだと思う。


「はい、こっちですよー。はぐれない様にして下さいね」


冥界の庭師こと私、魂魄 妖夢は幽霊をあの世へと扇動していた。
何故こんなことをしているのかというと、原因はもう一年以上前の盆の入り、あちこちで焚かれた迎え火の影響。来る必要の無い幽霊までもがこの世に遊びに来てしまったのである。
射命丸さんの新聞で取り上げられたのと私たちの言葉のおかげか、こっちに来る幽霊も大分減ってきた。・・・けれども一向に幽霊が居なくなる気配がない。
なので、度々私が取り締まって連れて行くという作業を行うこととなった。これも幽々子様曰く、半人半霊の仕事なんだそうである。・・・少し腑に落ちない。


作業をしてから数時間、冥界の入り口を見回っていた半霊が帰って来た。仕事の終わりの合図だ。


「・・・うん、大体帰って行ったみたいですね。今日はこれで終わりかな」
(ふよふよー)
「さて、それじゃあ・・・」


そして仕事を終えた私は、ある場所行くために踵を返した。







「妖夢、コレはあそこの棚で頼むよ」
「はいっ、よいしょっと・・・」


仕事が終わった後、私は魔法の森にある店、「香霖堂」の店主である霖之助さんの手伝いをしていた。
今回は倉庫の整理整頓。意外な重労働である。

私が半霊と物を運んでいると、霖之助さんが少し気まずそうに話しかけてきた。


「しかし、わざわざ手伝わせて良かったのかい?さっきまで仕事をしていたのだろうに」
「大丈夫ですよ、私も好きでやってるんですから」


少し前から、白玉楼での庭師、今日の幽霊の扇動といった一日の大体の仕事が終わると、私は香霖堂に行って彼を手伝うようになっていた。
暇があると働かずにはいられない。知らず知らずの内に、そんなクセが身についてしまったのかもしれない。
それとあとは・・・・・・単純に彼に会いたいというクセもついてしまったのかもしれない。・・・みょふん///


「それに、きちんと働いた分の報酬は貰ってるからいいんです。ちゃんとした仕事の一環ですよ」
「・・・まぁ、働いてくれてこっちは助かっているからね。お礼の一つはしないと店主として格好がつかないよ」


割に合ってない気がするけどね。という霖之助さんの言葉に、私はクスリと笑った。
「実質、貴方に会えただけで元は取れている」・・・なんて恥ずかしくて言えないから。


「お礼なんて本当は別にいいんですけど・・・んしょ、これは何処へ?」
「あぁ、それは・・・」







「ふぅ、これで最後ですか?」
「そうだね、大体は移動し終えたかな」


それから数十分。なんとか倉庫整理を終わらせることが出来た。
さすがの香霖堂というべきか、かなりの量の荷物だったので結構体にきているみたいだ。


「君のおかげでだいぶ楽に出来たな、感謝するよ」
「い、いえそんな・・・」


霖之助さんの笑顔にボッと顔が熱くなる。そういうことをサラッと言うこの人はずるいと思う。
そして霖之助さんは店の奥に行き、袋を提げて戻ってきた。


「さて、お礼の団子だよ。こんなのでいいのかい?」
「はい、ありがとうございます。これで幽々子様も喜ばれますよ」
「それはなによりだ。それじゃあこれと・・・」
「あっ、はい、お願いしますっ」
(ふよっ)


私は会釈をするように頭を傾ける。・・・そう、私にとってこれが一番の目的である。仕事を終えた後は少しのお礼とコレをお願いしているのだ。
そして、私の半霊も同じように頭のような部分を差し出した。

ぽふっ


「・・・良くやってくれたね。ありがとう」
「ん・・・・・・」
(ふよんっふよんっ)


そういって、霖之助さんが私と半霊の頭をなでる。私がしてもらうこと、つまりは「なでなで」である。
これをしてもらうと、霖之助さんの褒めと感謝の言葉が私の心に染み入っていき、温かくなるのを感じる。みょふふん。
半霊も同じ気持ちなのか、動きが活発になっているみたいだ。・・・少し正直すぎる気もする。



それから幾分、霖之助さんの手の温かさを堪能していると、私は急にグラッと霖之助さんの方に倒れかけてしまった。
きっと仕事続きで来てしまった為、疲れがピークになってしまったのだろう。


「おっと・・・やはり疲れていたんだろうな。無理はするものじゃないだろうに」
「う・・・すいません・・・」
「とにかく、少し休むといい。また倒れかけてしまうと大変だからね」
「あ・・・」


霖之助さんはそう言うと、私の頭をまた優しく撫でる。・・・たったそれだけだったのに、私は急に眠くなってきてしまった。


(ふよよー)
「・・・ん、なんだい?これを掛けてみたいのか?」
(ふよっふよっ!)


私の半霊が霖之助さんに何かを掛け合っている。・・・と、半霊が彼の眼鏡を掛けさせて貰っているのが見えた。


(うらやましい・・・けど、もう・・・眠・・・)


私も・・・と思ったが、睡魔には抗えず、私の意識はそのまま闇へと落ちていった。







何か、温もりを感じる。

別に布団とかの柔らかいものではなく、どちらかというと硬い。

もしかすると、感じる人によってはそんなに良いものじゃないのかも知れない。

しかし、けれど、だけど、私には温かくて。

とても、とても好きな温もりだった。



「ん・・・むぅ・・・?」
「おや、起こしてしまったか」


霖之助さんの声が近くから聞こえる。どうやら、あのまま私は眠ってしまったみたいだ。
眼を擦り、周りを見てみると、どうやら香霖堂の居間に移動しているみたいである。
そして私は、壁に背を預けた霖之助さんの肩に頭を乗せ、寄りかかるようにして寝ていたみたい・・・って!?


「みょっ!?す、すみません!今すぐ退きますんで!!」
「あぁいや、別に構わないよ。疲れているのなら寝てるといい。無理は禁物だからね」
「あ、そうです・・・か」


確かに彼の肩から離れるのは名残惜しい。それにもう少し・・・側にいたい。彼を感じていたかった。
だから私は、少しの勇気と欲望を込めて彼の言葉に甘えることにした。


「え、えっと・・・ではまた、肩をお借りしてもいいです・・・か?」
「?別に構わないが・・・そんなに寝心地がいいものとは思えないがね」
「そんなことないですっ。で・・・ではっ」


ぽふっ

・・・やっぱり心地が良い。・・・みょふん。


(ふよよっ)
「・・・とりあえず、君は眼鏡を返してくれないか」
(ふるふるっ)
「・・・まぁ、いいか・・・僕も少し休むとしよう」


そう言うと霖之助さんから力が抜けるのを感じた。おそらく彼も寝ようとしているのだろう。
しんと静まり返った店内、居るのは私と半霊と霖之助さんのみ。そして感じる彼の体温。


幸せとはこんなことなのかもしれない。


・・・このままずっと時が止まればいいのに、なんて我侭は言わないから。
だから、誰かが来てしまうまで。今はただ、彼の温もりを感じるこのままで。

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

No title

超俺得^q^

貴方の書き物は読んでてあったかくなります

さぁ、みょん霖をもっと生産するんだ
プロフィール

こたび

Author:こたび
二次創作SSを書いていたり。
このブログでは二次創作小説を取り扱ってます。
無断転載、著作権に関連する事は止めて下さいね。

当ブログはリンクフリーです。

何かありましたら、下記のツイッターに凸してください。アカウント無い方はブログトップのコメント欄でも大丈夫です。

一部の作品をPixivにて公開中ですます。
Pixiv

ついったーとやらもやってたり。

カテゴリ
同人活動履歴
例大祭9(2012/05/27)
藤色コンタクト
藤色コンタクト C83(2012/12/30)
太陽と霖が望む空
太陽と霖が望む空
例大祭10(2013/05/26)
鴉天狗のガールズパーティ! 鴉天狗のガールズパーティ!
リンク
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。